2023年11月度 衛生委員会からのお知らせ

従業員 各位

日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。

11月度の衛生委員会の資料になります。

11月度のテーマは「貧血について」です。

皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、

業務に努めていただきたいと考えております。

ご安全に!!

2023年11月度 

衛生委員会資料

産業医 坂井 伸好

 

貧血を症状とする病気まとめ 原因や予防、治療法について

 

貧血とは血液中の「赤血球」の「量」と「質」が低下している状態のことです。鉄欠乏性貧血、胃潰瘍、子宮筋腫、拒食症など関連が深い病気をまとめました。貧血を起こすと、軽い動作でも動悸、息切れがする、疲れやすい、顔色が悪くなる、頭が重いなどの症状が現れます。

 

鉄欠乏性貧血とは

貧血の中でも、一番多いのが鉄不足によって起きる「鉄欠乏性貧血」です。

正常な赤血球に比べて、鉄欠乏貧血の赤血球は色が薄く、小さい赤血球や形の悪い赤血球などが目立ちます。こういった赤血球は、正常な状態と比べて質が良くない赤血球といえます。

 

鉄欠乏性貧血の症状

貧血の一般的な症状である、「動悸(き)」「息切れ」「疲れやすい」「顔色が悪い」「頭が重たい」などの症状の他に、鉄欠乏性貧血に特徴的な鉄不足そのものが起こす症状が出ることがあります。

例えば爪の変形、就寝時に足がむずむずして寝つけない「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)」、そしてまれな症状ではありますが、「氷が食べたくなる」という症状が出る人もいます。

 

鉄不足の原因

  1. 食べ物から十分な鉄をとれていない
  2. 成長期や妊娠、授乳期の鉄分の需要の増加
  3. 月経、胃や腸の潰瘍、ポリープ、痔やがんなどによる出血

鉄欠乏性貧血やかくれ貧血について詳しく知りたい方はこちら

 

鉄欠乏性貧血の治療と予防

鉄欠乏性貧血の治療は、不足している鉄を補うために「鉄剤」を使用するのが基本です。
また、鉄欠乏性貧血を予防するためには鉄分を多く含む食材を摂取するなど、食生活を改善しましょう。

鉄欠乏性貧血の治療、鉄剤の効果・副作用と食生活による改善について詳しく知りたい方はこちら

 

貧血をまねく病気

貧血をまねく原因として出血過多や栄養不足などが挙げられ、それらを伴う病気には注意が必要です。

胃潰瘍

胃潰瘍は、胃の粘膜や組織が深くえぐれてしまう病気です。えぐれる場所が血管の近くになると、出血してしまうこともあります。

自覚症状で多いのは、胃の痛み・ムカつきですが、重症の場合は、下血または吐血することもあります。出血して貧血になると動悸や息切れ、立ちくらみも起こることがあります。出血や痛みが続く場合は治療が必要です。

また、胃がんの手術などで胃を摘出してしまうと、胃酸が分泌されないため鉄が吸収されにくくなり、鉄不足になり貧血をまねく場合があります。

 

子宮筋腫

貧血をまねく原因のひとつに、生理時の出血量が多い過多月経があります。過多月経は子宮筋腫などの子宮の病気がかくれている可能性が高いので、きちんと受診して治療につなげることが大切です。

 

拒食症

拒食症(神経性やせ症)では、栄養を十分に摂取できないことで体と精神にさまざまな影響が現れます。からだへの影響のひとつに貧血があります。