衛生委員会資料従業員 各位
日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
1月度の衛生委員会の資料になります。
1月度のテーマは「冬の「しもやけ」「あかぎれ」について」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!!
令和2年1月度
衛生委員会資料
産業医 坂井 伸好
冬の「しもやけ」「あかぎれ」とは
冬の「しもやけ」「あかぎれ」病院へ行くべきタイミングとは?
2018/12/06 06:45 ウェザーニュース
手足や鼻先、耳など、ムズムズする痒みやジンジンする痛みに悩まされてはいませんか?
晩秋から初冬にかけて急速に増える肌トラブルが、しもやけとあかぎれです。
野村皮膚科医院(横浜市神奈川区)院長の野村有子先生に原因と対策を教えていただきました。
「しもやけ」は、寒暖差10℃に注意!
「1日の気温差、あるいは室内外の寒暖差が10℃以上になると増えてくるのがしもやけです。
寒さに対して身体の調整がうまく働かず、血管がきゅっと縮んで血行が悪くなるのが原因です」(野村先生)
しもやけには、指全体が赤く腫れる「樽柿型(たるがきがた)」と、
赤い発疹が出る「多形滲出性紅斑型(たけいしんしゅつせいこうはんがた)」の2タイプがあります。
症状が出やすいのは、手足の指先、耳朶(耳たぶ)、鼻の先端など、冷たい外気で血行が悪くなりやすい部位です。
「靴下やマフラー、帽子、手袋などの防寒具で、冷やさないようにすることが大切です。
見逃しがちですが、きつめの靴やヒールの高い靴も足を締め付けて血行が悪くなり、しもやけの要因となります。
あまり締め付けず、底が厚めで冷気を遮断してくれるものを選びましょう」(野村先生)
皮膚に亀裂が入る「あかぎれ」
あかぎれの症状
あかぎれは、しもやけと同様に寒さで冷えた手足などに生じやすく、皮膚の水分が奪われて乾燥し、
表面に亀裂ができた状態です。炊事など水仕事の多い人は、手のあかぎれが毎年繰り返すことも珍しくありません。
「手を洗った後は、きれいなハンカチやタオルできちんと拭くこと。肌表面に水滴が残っていると、
蒸発するときに肌の水分も奪われてしまいます。また、洗濯物をたたんだり、
書類整理など布や紙に触れても手の脂分は失われてしまいます。
あかぎれになりやすい人は、綿の手袋をはめて作業すると良いでしょう」(野村先生)
あかぎれになっても、かさつきや軽く切れた程度の初期段階ならば、
セルフケアで症状改善が望めます。ハンドクリームなどの保湿剤を
しっかり塗って、手袋で保護します。
「チューブなら、指先から指の関節1つ目まで出した分量が目安。ビタミンE配合ならば
血行をよくする効果があり、マッサージしながらたっぷり塗るとさらに効果が上がります。
特に就寝前に保湿すると、寝ている間は手を使わないので効率がよい。
手をよく使う日中は、とにかくこまめに保湿すること。
洗面所やデスク、枕元など、使う場所ごとにクリームをおいておくのがお薦めです」(野村先生)
じゅくじゅくしたり、血が出たら病院へ
では、「しもやけ」「あかぎれ」はどこまで症状が進んだら病院に行った方がいいのでしょうか?
「患部がじゅくじゅくしてきたり、かゆみや痛みがなかなか取れないときは、早めに皮膚科を受診しましょう。
症状に合わせて抗炎症剤やステロイド外用剤で治療します。『しもやけ・あかぎれなんて』と
我慢してしまう人もいますが、悪化して潰瘍に進んだり、かゆみから寝不足になり体調不良を招くこともあるのです。
皮膚全体が崩れてきたり、血が出てしまった場合は、皮膚組織の深い部分まで進行しており、
治るまでに時間もかかります」(野村先生)
なお、しもやけは前述の対策で回復しない場合は膠原病(こうげんびょう)や血管障害など別の病気の可能性があります。
一度、皮膚科で専門医の診断を受けた方がよいでしょう。
身体を温める生活を
食事でビタミンEを多く含む食材や、身体を温めるとされる根野菜を多く摂るのもよいといいます。
「お鍋なんか、いいですね。栄養をしっかり摂って、身体も芯から温まって、
湯気で湿度も上げられます。ちなみに、湿度が40%を切ったら乾燥注意報なので、
加湿器の適切な使用や、濡れタオルで対策をしましょう」(野村先生)
「寒いときには仕方ない」とあきらめず、適切に対処して、今冬は快適に過ごしましょう!